現象から設定の問題を切り分ける

V2Rayのよくある質問とトラブルシューティング

サブスクリプション、インストール、プロキシモード、ログ診断まで、症状に応じて確認します。まず影響範囲を確認し、一度に1つの設定だけを変更して、複数の要因を同時に動かさないようにしましょう。

基礎知識

クライアント、サブスクリプションと接続モード

クライアント、コア、サブスクリプション、ノードを区別し、使用する端末と通信範囲に合った動作方式を選びます。

v2rayN、v2rayNG、v2flyNGはどう選ぶ?

Windows、macOS、Linuxのデスクトップ環境では、サブスクリプション、システムプロキシ、ルーティングルールを一元管理できるv2rayNがおすすめです。AndroidではXrayコアを採用するv2rayNGを優先します。ノード設定でV2Flyコアが指定されている場合や、コアの互換性を比較検証したい場合はv2flyNGを選びます。

サブスクリプション、ノード、サーバーグループの違いは?

サブスクリプションは、サービス提供者が管理する設定情報の入口です。クライアントが更新すると、複数のノードを取得できます。ノードは、アドレス、ポート、プロトコル、通信パラメータを含む個別のサーバー設定です。サーバーグループは、サブスクリプションや用途ごとにノードを分けて管理するもので、グループ化によってノード設定が変わることはありません。

システムプロキシモードとTUNモードの違いは?

システムプロキシモードはOSのプロキシ設定を変更するため、システムプロキシに対応したブラウザーやデスクトップアプリに適しています。TUNモードは仮想ネットワークインターフェースを通じて、より多くの種類の通信を処理します。普段はまずシステムプロキシを有効にし、動作を確認してから必要に応じてTUNを設定してください。

遅延テストの結果が実際の速度と一致しないのはなぜ?

遅延テストは主に接続確立までの時間を示します。実際の速度は、サーバー帯域、回線の混雑、プロトコルのオーバーヘッド、ローカルネットワーク、接続先サイトの制限にも左右されます。ノードを選ぶときは、まずタイムアウトするものを除外し、実接続での遅延、ダウンロード速度、連続使用時の安定性を総合的に判断しましょう。1回の数値だけで比較するのは避けてください。

クライアントとコアは同時に更新すべき?

クライアントは画面、サブスクリプション、設定を管理し、コアはプロトコル接続と通信処理を担当します。更新対象はそれぞれ異なります。新しいプロトコルを認識できない、設定項目に互換性がない、接続動作が不安定といった場合は、クライアントとコアのバージョンを両方確認してください。現在の設定が安定しているなら、まずリリースノートを確認してから更新しましょう。

インストールと設定

サブスクリプションのインポート、インストールパッケージと権限

URLへのアクセス、グループのフィルタリング、端末のアーキテクチャ、システム権限の4つの観点から、インストールとインポートの問題を確認します。

サブスクリプションURLを貼り付けてもインポートできない場合は?

まず、コピーした内容に前後の空白、改行、文字の抜けがないか確認し、ブラウザーでサブスクリプションURLが正常に内容を返すか調べます。次に、システム時刻が正確か確認し、ネットワークを二重に制御するプロキシアプリを一時的に終了してください。URLにアクセスできるのにクライアントでエラーが出る場合は、ログのHTTPステータスコード、証明書、名前解決エラーを確認します。

サブスクリプションの更新は成功したのにサーバー一覧が空の場合は?

まず対象のサブスクリプショングループに切り替え、キーワードフィルターを解除してから再度更新します。それでも一覧が空なら、返された内容がクライアント対応形式か、サービス側が実際にノードを提供しているか確認してください。複数のサブスクリプションを使っている場合は、同名の古いグループではなく、目的のグループを更新しているかも確認します。

Android版のarm64とuniversalはどう選ぶ?

2015年以降に発売された一般的なAndroidスマートフォンは、通常64ビットARMプロセッサを搭載しています。まずはファイルサイズの小さいarm64版を選ぶとよいでしょう。プロセッサのアーキテクチャが不明、端末が古い、またはarm64のインストールに失敗する場合は、universal版を選びます。主な機能は同じで、対応するアーキテクチャの範囲が異なります。

v2rayNデスクトップ版と従来のWPF版はどう選ぶ?

デスクトップ版は新世代のクロスプラットフォームUIを採用しており、異なるデスクトップOSで近い操作感を求めるユーザーに適しています。従来のWPF版はWindows向けで、従来のv2rayNの操作やメニュー構成に慣れているユーザー向けです。初めてインストールする場合はデスクトップ版から始め、既存の設定を移行する前にサブスクリプションとカスタムルールをバックアップしてください。

TUNを有効にすると権限不足と表示される場合は?

クライアントを完全に終了し、管理者権限で再起動してください。また、システムが仮想ネットワークインターフェースの作成を許可しているか確認します。それでも解決しない場合は、セキュリティソフトがドライバーやネットワーク拡張をブロックしていないか確認し、他のTUN、VPN、仮想NICツールを終了して、インターフェースやルーティングテーブルの競合を避けます。

サブスクリプションの更新がタイムアウトで失敗する場合は?

まずローカルネットワークからサブスクリプションURLにアクセスできるか確認し、クライアントの現在のプロキシ設定がループ接続を起こしていないか調べます。その後、直接接続での更新とプロキシ経由の更新を切り替え、DNSの名前解決とシステム時刻を確認してください。特定のサブスクリプションだけが繰り返しタイムアウトする場合は、提供元に入口の状態を確認するか、新しいURLを発行してもらいます。

使い方のヒント

モード選択、遅延テストと複数サブスクリプションの管理

設定を追跡できる状態に保つため、一度に1つだけ変更し、変更前の値を記録して、同じネットワーク条件で再テストします。

グローバル、ルール、直接接続モードはどう選ぶ?

ルールモードは、ドメイン、IP、あらかじめ設定されたルールに基づいて出口を決めるため、普段の利用に適しています。グローバルモードでは、クライアントが処理する通信の大部分を現在のプロキシノード経由にでき、ルールの誤判定を一時的に切り分ける際に便利です。直接接続モードはプロキシを迂回するため、ローカルネットワークの復旧や、原因がプロキシ設定にあるかの確認に使えます。

V2Rayの遅延テストを正しく行うには?

まずサブスクリプションを更新し、無効な設定を削除してから、安定したローカルネットワークで実接続の遅延テストを行います。同じノードを数回連続してテストし、頻繁なタイムアウトや大きな変動がないか確認してください。テスト中は大容量ファイルのダウンロードや動画再生を停止し、同じ地域・同じプロトコル種別のノードを優先して比較します。

システムプロキシを有効にしても一部のアプリで動作しない場合は?

まず、そのアプリがOSのプロキシ設定を読み取るか確認してください。一部のゲーム、コマンドラインツール、独立したネットワークアプリはシステムプロキシを無視します。クライアントの待ち受けポートと、アプリ内に手動設定したプロキシポートが一致しているか確認し、変更後は対象アプリを再起動します。それでも通信を取り込めない場合は、TUNモードで一括処理する方法を検討してください。

LAN共有はどのように設定する?

クライアントでLAN接続の許可を有効にし、PCのLAN内IPアドレスとプロキシの待ち受けポートを確認して、同じネットワーク上の端末に手動で入力します。システムファイアウォールが該当ポートへの受信接続を許可しているか確認し、待ち受けポートを公共ネットワークに公開しないでください。使用後は共有機能を無効にします。

複数のサブスクリプションを分けて更新するには?

サブスクリプションごとに、用途や提供元が分かる明確な名前のグループを作成します。すべてのノードを追跡しにくい1つの一覧へまとめるのは避けてください。更新前に対象グループを確認し、適切な更新間隔を設定したうえで、キーワードで必要な地域やプロトコルだけを絞り込みます。古いサブスクリプションを削除する前に、カスタムノードが含まれていないか確認してください。

トラブルシューティング

ノードのタイムアウト、DNSと起動ログ

ローカルネットワーク、クライアントによる通信の取り込み、ノード接続、ルーティング、DNSの順に切り分け、最初に発生したエラーを優先して確認します。

ノードテストが常にタイムアウトするときの確認項目は?

まず2つ以上のノードに切り替え、問題が特定のノードだけなのか、すべての設定に及ぶのかを切り分けます。次に、ローカルネットワーク、システム時刻、サーバーアドレスの名前解決、クライアントのコアが正常に起動しているか確認してください。特定のプロトコルだけがタイムアウトする場合は、通信方式、TLS、SNI、UUID、パス、ポートなどのパラメータが完全に一致しているか重点的に確認します。

クライアントは接続済みなのにWebページを開けない場合は?

まず直接接続モードでローカルネットワークが正常か確認し、現在のノードが実接続テストに成功するか調べます。次に、システムプロキシがクライアントの実際の待ち受けポートを指定しているか確認し、一時的にグローバルモードへ切り替えてルーティングルールの誤判定を切り分けます。ドメインは開けないのにIPアドレスではアクセスできる場合は、DNS設定を確認してください。

DNSの名前解決に失敗したり、一部のドメインだけ開けない場合は?

まずクライアントのDNS設定を初期状態に戻して再読み込みし、システム上で別のDNS変更ツールが同時に動作していないか確認します。ルーティングルールによってDNSリクエストが到達不能な出口へ送られていないか確認し、名前解決とノード接続を個別にテストしてください。FakeDNSを有効にして問題が出た場合は、いったん無効にして比較します。

クライアントのサービスやコアが起動しない場合は?

最後の行だけでなく、起動ログに記録された最初のエラーを確認します。ポートが使用中なら、重複起動しているクライアントを終了するか待ち受けポートを変更してください。設定エラーなら、直近に変更したルーティング、DNS、アウトバウンド設定を元に戻します。ファイルへのアクセスが制限されている場合は、インストール先の権限を確認し、セキュリティソフトがコアの実行を妨げていないか調べます。

実行ログから接続問題を特定するには?

まず問題が発生した時刻を記録し、その前後から最初のエラーを探します。connection refusedは通常、接続先ポートに拒否されたことを示します。context deadline exceededは、接続または応答のタイムアウトに関係することが多く、invalid userは認証パラメータの不一致でよく発生します。最初のエラーを手がかりにノードの項目を確認し、修正後に設定を再読み込みしてください。

設定手順を続けて確認する

サブスクリプションのインポートから再設定する場合は、使い方ガイドに沿って順番に確認してください。ルーティング、DNS、TUN、FakeDNSについては、詳細設定ガイドを参照します。